滋賀県旅館ホテル生活衛生同業組合 SDGs行動宣言
新型コロナウイルス感染拡大により、宿泊業では今まで通りの営業が難しくなりました。併せて、地球温暖化の影響により、豪雨災害や竜巻、雪害なども増え、滋賀県のシンボルである琵琶湖の生態系も変化してきたことで、湖魚などの水揚げ高が減少しています。
そうした環境の変化の中、4月に開始のプラスチックに係る資源循環の促進等をきっかけに、観光地として「選ばれる滋賀県」になるために、組合一丸となり、SDGsの推進に取り組む運びとなりました。
そこで私たちは2021年9月にSDGs推進プロジェクトを立ち上げ、全3回のワークショップを実施し、滋賀県旅館ホテル生活衛生同業組合として2030年における「目指す姿」と「行動指針」「具体的な数値目標」を設定することになりました。
プロジェクトで設定したスローガンは、『環境と観光の共生地~琵琶湖を守り、琵琶湖と遊ぶ~』。訪れるお客様が滋賀・琵琶湖での滞在や体験を心から愉しみ、満喫していただくこと、かけがえのない琵琶湖(取り巻く環境)と長年培ってきた文化を守る仕組みを作り、環境と観光が共生する心温まる地として「選ばれる滋賀」となることを目指します。また、行動指針と数値目標として、SDGsのウエディングケーキモデルより「環境」「社会」「経済」の3つの視点で行動指針と数値目標を設定しました。
私たちは、プロジェクトで設定したSDGs行動宣言を「作って終わり」とするのではなく、滋賀県や関係機関などを巻き込んだ取り組みとするべくまずは県知事に報告し、取り組みにご賛同いただいた上で、本SDGs行動宣言を公表いたしました。今回の公表をきっかけに、一つのムーブメントを起こし、持続可能な取り組みとしていきたいと考えています。
今年をSDGs(MLGs)促進元年と位置付け、2030年の目標達成に向けて、私たちが今すべきことを考え、組合員と県知事をはじめとする滋賀県全体で、SDGsの活動を促進していきます。